ハローワークインターネットサービスがより便利に(求職者の方へ)
2021年9月21日からハローワークインターネットサービスの機能が更に充実し、
オンラインで受けられるサービスが広がりました。
では、どのようなサービスが新たに受けられるようになったのでしょうか。
- ハローワークに来所せず、オンライン上で「求職者マイページ」を開設できます。
- ハローワーク利用者の方は、オンラインで職業紹介を受ける「オンラインハローワーク紹介」が利用できます。
- ハローワークインターネットサービスで探した求人に直接応募する「オンライン自主応募」ができます。
「求職者マイページ」とは
まず、「求職者マイページ」についてご説明します。
求職者マイページとは、開設すると、自宅のパソコン等から、ハローワークインターネットサービスを利用する際に
以下の機能等が使えるようになるサービスです。
- 求人情報検索(検索条件の保存など)
- 求人への直接応募(オンライン自主応募)
- 求職活動状況の確認(応募中の求人や選考が終わった求人の確認)
- 登録した求職者情報の確認・変更
- メッセージ管理
ハローワークを利用されている求職者(来所登録者)のみが利用できる機能
- ハローワークからお送りするおすすめ求人等の受信
- ハローワークからオンラインでご紹介する求人への応募(オンラインハローワーク紹介)
「求職者マイページ」を開設方法
これまでは、 「求職者マイページ」の開設には、ハローワークに出向き、来所者端末で次の登録作業をおこなう必要がありました。
<従来の方法>
1)求職情報を仮登録する
2)ハローワークの相談窓口において求職を申し込む(本登録)
3)パスワードを登録する
4)求職者マイページが開設される
2021年9月21日からは、ハローワークインターネットサービスのホームページにて次の登録作業をおこなうことにより、
自宅のパソコンから「求職者マイページ」を開設できるようになりました。
<新しい方法>
1)ハローワークインターネットサービスのホームページ上の「仕事をお探しの方へのサービスのご案内」にある
「求職者マイページ開設(パスワード登録)」のタブをクリックする。
2)マイページ利用規約等への同意
3)メールアドレスの入力(パスワード登録申込)
4)パスワードの登録
5)求職者マイページが開設される
「オンラインハローワーク紹介」 、「オンライン自主応募」 とは
続いて、 「オンラインハローワーク紹介」 、「オンライン自主応募」 についてご説明します。
2つのサービスには以下の表のような特徴があります。
オンラインハローワーク紹介 | オンライン自主応募 | |
概要 | 職業相談で希望する求人条件等を確認している求職者を対象に、求人との適合性を判断して、ハローワーク職員から、「求職者マイページ」を通じてオンラインで職業紹介をうけることができるサービス | 求職者がハローワークインターネットサービスで探した求人について、ハローワークの紹介を受けずにオンラインで直接応募できるサービス |
一度ハローワークに出向く必要 | あり | なし |
求人情報 | 職業相談に基づいて届く | 自分で検索 |
紹介状の発行 | あり | なし |
再就職手当や広域求職活動費等の支給 | 対象 | 対象外 |
「オンラインハローワーク紹介」をオススメするのはこのような方
- 職業相談をしたうえで、ハローワークからおすすめの求人を受け取りたい
- ハローワークでの職業相談の際に検討した求人について、求職者の方がいったん自宅に持ち帰って家族などと相談したい
- 雇用保険に加入していたので、再就職手当を受け取りたい
※「オンラインハローワーク紹介」を利用するためには、
ハローワークで、職業相談・求職登録を受けること、「求職者マイページ」を開設することが前提条件となります。
「オンライン自主応募」をオススメするのはこのような方
- ハローワークに行く時間がないので、自分で応募しようと思っている
※「オンライン自主応募」をするにも「求職者マイページ」の開設が必要です。
気を付けておきたいこと
「オンライン自主応募」だと、再就職手当と就業手当について、
離職理由による給付制限を受けた方が待期期間満了後1か月間に応募する場合は、
支給がされません。
また、常用就職手当、移転費および広域求職活動費も支給されないので、
「オンライン自主応募」は、雇用保険に入っていた方は、注意が必要です。
新しいサービスを受ける流れをフローチャートにすると以下のようになります。
利用方法
マイページ内での手続きの流れはこのようなものになります。
いかがでしたでしょうか。
今までは、ハローワーク求人には
ハローワークに出向いて応募を完了しなければなりませんでしたが、
一旦持ち帰って考えたり、ハローワークを通さず自ら応募できるようになったことで、
求職者に有益な面も大きいのではないでしょうか。
詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。