人材の入れ替わりが組織に与える影響とは?チームビルディングの3つのポイントを押さえよう!
新しい年度が始まり、組織内でメンバーの入れ替わりが活発な時期。
これまでのメンバーが退職したり異動したり、新たな仲間が加わったりすることでしょう。
実は、たった一人のメンバーの入れ替えや増減が、
組織やチームに与える影響は大きいということを知っておくことで、組織運営が劇的に変わります。
たった一人の影響で、場の雰囲気が変わるという経験はありませんか?
そもそも組織とは、「目的を達成するために、複数の物や人々が秩序を持って結集する」という定義があります。
つまり、個々の特性や役割を組み合わせて目標を達成するために集まる、ということですね。
例えば、体の臓器が協力して一つの機能を果たすように、また、チームスポーツではそれぞれの選手が特性を活かして、
個の力が集結することで勝利に向かいます。チームスポーツでもメンバーの入れ替えが行われます。
誰かが抜けたり、誰かが入ったり、その都度、チームは形を変えているため雰囲気も戦略も変わります。
ですからメンバー同士で柔軟に連携していくことが重要となります。これは組織においても同じですね。
健全な組織づくりや、成果の出るチームビルディングのために押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
関係の質、思考の質、行動の質の3つです。
関係の質:好感度、コミュニケーションのしやすさ、深い関わり合いの有無など
思考の質:考え方の癖、感情の安定性、洞察力など
行動の質:積極性、効率性、表現力など
これらの3つの要素はそれぞれが独立しているのではなく深く関連しており、複合的な影響として現れます。
上記のように、一人のメンバーが組織に与える影響は大きいため、それが効果的なものであることもあれば、
否定的な反応を引き起こす場合もあります。
「馴れ合い」「悪しき伝統」などが生まれる恐れもあるでしょう。
その点では、組織内の適度なメンバーの入れ替わりは「新陳代謝」と捉えることができ、
組織の健全性を保つことや、新しいアイデアやエネルギーをもたらしてくれる可能性もあります。
新年度を迎えるにあたり人材配置やチームビルディングにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。